夙川河川敷緑地は、河川全体が公園として整備されている都市公園です。(総延長4km、開設面積17.94ha、桜樹植栽2.8km)
1949年(昭和24年)、辰馬卯一郎市長の提唱で1000本の桜が植栽されました。また、1951年(昭和26年)3月に戦災復興事業の一環として「夙川公園」が都市計画決定され、河川敷を公園化し河畔松林の全面的な保全をはかることになりました。このことにより、現在のような松と桜の独特の景観を呈する夙川が誕生しました。
1990年(平成2年)日本さくらの会選定による「さくら名所100選」に選ばれました。
「美しい日本の歴史的風土準100選」とは、平成18年(2006年)古都保存法施行40周年を記念して行なわれた事業です。歴史的風土の保存と継承、観光立国、風格ある美しい活力に満ちた地域社会の実現等に資することを目的として制定されたものです。このたび夙川河川敷緑地が次世代に継承すべき美しい日本の歴史的風土が保存されている地域として「美しい日本の歴史的風土準100選」に選定されました。
桜について
◎総本数
約1,660本
◎主な種類
ソメイヨシノ(約1,200本)、ヤマザクラ(約70本)、オオシマザクラ(約110本)、カンザン(約100本)、
その他 フゲンゾウほか15種
芦屋川は六甲山を源にする芦屋市を縦断する川で、国道2号線を境に北は桜並木、南は松並木が連なります。
国道2号線業平橋から北へ阪急神戸線芦屋川駅を越えて開森橋までの芦屋川河畔は桜並木がの続く芦屋の桜の名所とし知られており、桜が見頃をむかえる4月上旬頃には、芦屋さくらまつりが開催され、多くの花見客が訪れます。
芦屋川の桜は、染井吉野、大島桜、八重桜など約250本が植えられており、夜間は、桜がライトアップされ、夜桜も楽しめます。
芦屋川河口付近には松林の美しい芦屋公園があり、公園内には源頼政が退治した怪物が流れ着いたという伝説が残る「ぬえ塚」記念碑が建てられています。